Cogito ergo sum

社会における様々なトピックに関して個人的な雑感を綴るブログ

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「給付型奨学金」は本当に必要なのか?

現在、返還の必要がない「給付型奨学金」に関する議論が活発になされているようですが、それ関係のニュースを見る度に私は「そんなもの必要ない」とつい思ってしまいます。

それはなぜか?

たくさん借りたところで、奨学金なんて大学と大学院合わせても1,000万円くらいであり、それを無利子もしくはゼロに極めて近い利子で20年間程度かけて返還すればよいわけで、その程度の額すら返すことができないような人はそもそも大学に行く必要がないと私は思うのです。高卒で働けば、18歳以降無借金どころか完全に自立することができます。高等教育機関で学ぶ必要がある人間なんて、実際の社会において決して多くはないのだと思います。猫も杓子も大学に行く時代になってしまいましたが、大学で学んだことを生かせている人なんてごく少数でしょう。一つの国を支えていくためには、とにもかくにも仕事の配分が重要であり、極端な話、高卒でできる仕事をするのに大学や大学院で学ぶ必要なんてないのです。だからむやみやたらに税金をつぎ込む必要はないと私は考えています。

あとは、そもそも優秀な学生には現時点でも給付型奨学金を得る手段なんていくらでもあります。実際に大学の奨学金関係を担当する部署が管理している掲示板には、給付型奨学金の情報がたくさん掲載されています。また、大学院で借りることのできる貸与型奨学金には、在学中に優秀な業績を残した学生に関しては半額もしくは全額返還を免除する制度が既にあります。ということで、本当に優秀な学生であれば、しっかりとお金を得られる仕組みが既に整っているのです。

自分の経験を少し書いておくと、私の親はとても貧乏でしたから、当時私は貸与型の奨学金をがっつり借りていました。しかしアルバイトも結構やっていて、近年「ワープア」なんて呼ばれている会社員程度には収入がありましたから、お金に困ることは一切ありませんでした。その代わり、遊ぶ時間は全くありませんでしたし、毎日勉強とアルバイトだけの生活で、本当に追われに追われた時間的な余裕のない生活ではありました。

どうも最近の学生たちを見ていると、まだまだ余裕があるような気がするのです。金に困っているのなら、スマホいじって遊んでいないで、ひたすらアルバイトをすればいいのです。18歳を過ぎていれば、金を稼ぐ手段なんていくらでもあります。よく「アルバイトばかりしていたら、勉学が疎かになり本末転倒」なんて言っている人がいるけれど、そもそもそこまで自分を追い込んだ生活ができている人が一体どれだけいることやら。

みんな思うことは同じ。
「お金は欲しいけれどアルバイトは面倒。奨学金は魅力的だけれど、返還義務はプレッシャー。」

個人的には、ゼロに極めて近い利子で簡単に数百万円のお金を借りられるシステムが十分整っていることに、みんなもっと感謝すべきだと思っています。社会人がそのくらいの額をどこかから借りようと思ったら、一体いくらの利子を払う必要があるのか、みんな知らないのでしょうね。